私の密かな夢vol.2

前回、「私の密かな夢vol.1」で、

・組立冶具を投げつけられた

・下請け業者をいじめたことが、トラウマになった

以上の2つのポイントから、

「肉体労働もする経営コンサルタント」

目指すことになったというところまで、お話しました。

 

実は、もうひとつポイントがありまして、

付け加えさせてもらいます。

 

大学卒業後、

最初に就職した会社は、

ディスクワークの連続で、

結構、ストレスが溜まってきました。

転勤の連続もあり、

入社後、22年目に、

自己都合で、退職しました。

なにか、からだを動かす仕事(肉体労働)がやりたかったんです。

汗をかいて、

働いた分だけ、給料をいただくという、

非常に、わかりやすい給与体系で、

働きたかったんです。

ディスクワークでは、

サービス残業もしましたし、

自宅に仕事を持ち帰って、

休日も、仕事をしてました。

そんな不透明な給与体系が嫌になりました。

 

退職後、最初に働いたのは、

派遣社員として、

自動車の部品倉庫で、働きました。

空調設備の無い倉庫でしたが、

からだを動かして、汗をかくことに、

充実感を覚えました。

以後、

派遣社員、契約社員として、

スポット溶接現場、

パソコンの初期設定作業、

医療用部品の部品倉庫等々で、

働きました。

この肉体労働を経験したことで、

・現場が変われば、会社も変わる

・実際、働いてみないと、

 現場の問題点は見えてこない

ということを会得しました。

 

大企業で働いた経験と、

実作業で、生産現場、倉庫で、働いた経験を

基にして、

「肉体労働もする経営コンサルタント」という発想が、

私の頭に浮かびました。

 

私の構想は、以下のとおりです。

私は、「経営コンサルタント」でありながら、

実際の生産現場に、派遣社員として、

周りの作業者と同じように働きます。

但し、周りの作業者の方は、

私が、「経営コンサルタント」であることは、知りません。

そのことを知っているのは、社長だけです。

私は、作業者として、生産現場に潜入するのです。

そこで、

現場の問題点を把握して、

改善提案の提出や、

作業者を刺激するようなことを、朝礼で発表します。

実作業終了後、

私は、社長のところに行って、

今日わかった問題点の報告、

及び、改善方策を提案します。

こういう手法で、

その会社の体質改善、経営改善を行なっていく。

これが、「肉体労働もする経営コンサルタント」の仕事になります。

誰もやったことのない仕事になります。

 

私の給料は、周りの作業者と同じ、

時給日給だけです。

コンサルタント料もいただきません。

 

大企業で働いていた時に、

散々いじめた「中小企業」を応援したいという気持ちが、

この発想になりました。

 

まだまだ、詳細を、詰めていかなければいけません。

ツッコミ所満載の構想です。

よろしかったら、

下のお問い合わせ欄から、

アドバイス等、ご指摘いただければ、

幸いです。

ここまで読んでいただき、

ありがとうございます。

 

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    私の密かな夢vol.1

    還暦を前にして、

    今一度、自分の夢を確認しておこう。

     

    私の夢は、

    経営コンサルタントになることです。

    一般的な経営コンサルタントのように、

    スーツを着て、工場を見学して、

    「ここは、こうしたほうがいい」

    という偉そうなことは言えません。

     

    私が目指している経営コンサルタントは、

    ずばり、

    「肉体労働もする経営コンサルタント」です。

    えっ、どうゆうこと?

    どんな仕事?

    いろんな声が聞こえてきます。

     

    今から、説明します。

    私の専門分野は、

    工場の改善業務全般です。

    大企業に就職して、

    生産技術部門に配属されて、

    約15年間、

    建設機械の組立ラインの現場改善業務に、

    従事していました。

     

    私は、1年目で、大失敗をしました。

    私の思いだけで、作った組立冶具を、

    作業者の方に渡したところ、

    こう言われました。

    「おまえなあ、この組立冶具を作る時に、

    オレに相談しに来たか?」

    私は、事前に作業者のところには行ってなかったのです。

    「現場の意見が反映されていない、

    こんなもん、使えるかっ!ボケッ!」

    と怒鳴られ、組立冶具を地面に投げつけられました。

    この時、私は、ハッと気づきました。

     

    改善の方向は、ボトムアップに限る!

    トップダウンの改善は、必ず、失敗する!

     

    この大失敗により、

    私は、その後、

    現場改善する時は、

    作業者の意見を何度も聞いて、

    改善業務に取り組みました。

     

    もうひとつ、トラウマになっていることがあります。

    それは、入社3年目くらいで、

    購買部門に配属された頃です。

    上層部からの命令で、

    下請け業者に対して、

    理不尽な原価低減要求がありました。

    私は、仕方なく、

    下請け業者の社長を呼び出して、

    「来月から、この値段じゃないと、

    製品、受け取りませんよ!」

    大学出の若造(私のこと)が、

    父親くらいの年齢の社長に向かって、

    言い放ったんです。

     

    この時の心境はいかに?

    もう申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

    いくら、業務とはいえ、

    こんなことしていたら、

    人間としていかがなものかと考えました。

     

    この時、将来は、

    大企業にいじめられている、

    中小企業を助ける側に回ろうと思いつきました。

     

    この2つの出来事が、

    「肉体労働もする経営コンサルタント」に結びつくのですが、

    紙面が足りなくなりました。

    続きは、次回ということで、

    勘弁させてもらいます。

     

    ここまで読んでいただき、

    ありがとうございます。

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