ラグビー部員による不祥事に思う

ラグビー部員による不祥事が相次いでいる。

昨年6月 トヨタ自動車のラグビー部員によるコカイン使用で逮捕

今年の1月 日本大学ラグビー部員のよる大麻所持容疑で逮捕

今年の3月 日野自動車ラグビー部員の違法薬物使用容疑で逮捕

ここ1年で、3件もの不祥事が出ている。

ラグビーに長年関わってきたひとりとして、

非常に残念な気持ちになる。

せっかく、昨年、盛り上がった、

ラグビーワールドカップによるラグビー人気に、

暗雲が立ち込めているのではないか?

と危惧する。

あくまで、個人の問題だと思うが、

相変わらず、協会上層部の考えは、

連帯責任ということで、

対外試合の自粛を決めつけている。

もっと選手の気持ちに寄り添った措置を講じて欲しいものである。

他の部員は、観客にいいプレイを見せるために、

日夜、練習、トレーニングに取り組んでいるのだ。

一部の人間のせいで、

それが出来ないことを、

どれほど、悔しく思っていることか!

 

私が、ラグビーに対するイメージは、

最初は、全然よくなかった。

小さい頃(小学生くらい)、

テレビでやっていた青春ドラマのせいかも知れない。

ラグビー=不良の集まり

だと思っていた。

部室でタバコを吸ったり、飲酒をしたり。

でも、憎めないところがあって、

困っている友達がいたら、

一生懸命になって、

その友達を助けてあげる姿に感動していた。

ここ一番、チームがひとつになって、

チームの難局を乗り越える姿に感動した。

 

その後、中学生・高校生になると、

私のラグビーのイメージは、

ラグビー=3Kスポーツ

に変わった。

きつい、汚い、危険の3Kだ。

友達にラグビー部員がいて、

雨の中で、試合している彼の姿を見て、

そう思った。

当時は、土のグラウンドで、試合が行なわれていた。

あちこちに出来た水溜りの水で、

試合中に、彼が目を洗っている姿を見て、ビックリしたものだ。

私にはムリ!

と思っていたのだが、

大学に進学すると、

魅せられたように、ラグビー部に入部していた。

なぜ、入部したのかは、わからない。

でも、ラグビー部に入部してよかったと思っている。

一生、付き合ってくれる仲間が出来た。

彼らの前では、

自分の弱い部分も、躊躇なく、見せることが出来たし、

アイツの弱点も熟知できた。

同じ辛い練習を乗り越えてきたからだ。

ラグビーって、素晴らしい!

と確信していたのだが、

昨今の不祥事は、

なぜ起きたのか?

私には、全く理解出来ない。

もう少し考えてみようと思う。

チームプレイに重きを置くラグビーだが、

時には、個人プレイに走ることも許されている。

でも、薬物違反は別物だ。

謎は深まる。

 

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