入院は、
本当に退屈だ!
テレビは、食堂に一つだけあるが、
なんともリラックス出来ない。
そこで、私は一念発起!
苦手な読書に挑戦しています。
今読んでいるのがコチラ⬇️
『KAGEROU』齋藤智裕著
齋藤智裕さんって誰?
という声が聞こえてきますが、
皆さん、ご存知かと思います。
あの俳優の水嶋ヒロさんです!
高学歴俳優として有名で、
多岐にわたる分野で大活躍中ですね。
その水嶋ヒロさんの処女作が、
【KAGEROU】齋藤智裕著
になります。
2010年に書かれたこの本は、
評価も高く(一部は、低評価)
第5回ポプラ社小説大賞を
受賞されています。
イケメンで、作家
天は彼に二物を
与え給うたのだろう。
病院の図書棚で、
読みたそうな本を探していたら、
表紙の青十字の装丁が目についた。
誰だ?齋藤智裕って?
まあ、水嶋ヒロさんだったんですが😂
ページ数は、240ページ程
ざっと見た感じ、
会話が多くて、
空白が多い。
ヨシッ決めた!
なかなか内容が重くて、
予想読了時間を
遥かに超えてしまった。
まあ、入院してるのだから、
時間はタップリある😂
なんだったら、
もう一回読み直してもいいくらいだ。
内容は重いが
平易な文章で書かれており、
読後感はよかったです。
内容に少しだけ触れますと、
人生に絶望しかけて、
屋上から、飛び降り自殺を
試みた主人公ヤスオ
(多分KAGEROUのこと)
その自殺を力ずくで止めた黒服の男
この男は、裏社会の臓器移植協会の
営業マン
全日本ドナー・レシピエント協会は、
実在しませんが、
恐らく、在るだろうなあと思います。
この二人のやりとりから、
【生きてる】ことの意味や、
【命】や、【魂】と肉体との関係
について、いろいろ考えさせられました。
ドナー待ちの多くのレシピエントの
方々が多数いらっしゃるのが現実
例えドナーが見つかっても、
日本国内では、
臓器移植は、禁止されている。
従って、高額な料金を支払ってでも、
海外での臓器移植となる。
家族にとっては、
歯痒いところである。
なんとか、法整備していただきたい。
人間って、そんな簡単に
死ねませんよ!(自殺の場合)
「死にたい死にたい」という人は、
結局のところ、
「生きたい生きたい」の裏返し
なんですよ!
ここ一番大切なところです!
自殺については、
いろいろな意見があります。
代表的な考え方は、
『生きたくても生きていけない人の
ことを考えれば、そんな命を粗末
にする行為は、やってはいけない』
果たして、本当にそうだろうか?
この【KAGEROU】の本では、
少し違った考え方を訴えている
ように、私は感じた。
批判されることを覚悟して
いいますが、
自殺しそうな人を見つけて、
その人の臓器を
たくさんのドナー待ちの患者さんに
提供することを契約して、
自殺前の健康な臓器を
レシピエントに提供することも
考えるべきではないか。
自殺した人は、生命としては、
もちろん亡くなってしまうが、
彼の臓器は、居場所を変えて、
生き続けることになるのでは?
イカン!
ついつい長くなってしまった。
ここまで読んでいただき、
ありがとうございます。
続きあるかも?😂