7月29日(金)の晩
朝ごはんに
納豆たまごかけご飯を
食べた以外、何ひとつ食べていない。
何も食欲が、無かったからだ。
昨夜もよく眠れず
気分は、優れない。
こんな時は
アルコールの力を借りる。
昼間から呑んでいるので、
もう7本目(350ml)
缶チューハイを飲み干した。
タバコを吸う量も、
急速に増えてきた。
40本/日
最早、ヘビースモーカーと
呼べるだろう。
いつもの落ち込む時の状態に近い。
その説明は、非常に難しい。
簡単に言うと、
目の状態
頭の重さ
首のコリ
すべてが、
一同に会するのです。
例えば、首の状態が、
ビートたけしのように、
コキコキいわないと、
もうNG確定になってしまう。
そういうことの積み重ねで、
気分が落ち込むのです。
あくまで、自分が勝手に決めた、
OK、NGのルールに従ってでしか、
生きていけないのです。
大概の場合、
その不快感は、
首、頭、目すべてに
影響する。
うつ病患者の出来上がりである。
前回、処方された睡眠薬は、
昨日、無くなってしまった。
不眠が続いていたので、
ついつい過剰摂取してしまった。
長年、睡眠薬と付き合っているので、
最早、睡眠薬の効果が切れてしまった
のかも知れない。
それと、睡眠薬を飲まないと、
眠りにつけないという条件反射が、
身についてしまったのだろう。
問題の29日(金)の晩、
冷えていない缶チューハイを
呑みきり、
酔い潰れて、眠ろうとしたが、
全く酔えず、
一睡も出来ず、
午前3時を迎えた。
どうすべきか、考えた。
飲み過ぎと、不眠症で、
体調が悪い!
肝臓の数値も悪いに違いない。
そうだ!
救急車を呼んで、
入院しようと考えた。
入院して、規則正しい生活を
送れば、
元気な自分を
取り戻せるかも知れない!
119番に電話すると、
程なくして、救急車が来た。
救急隊員の方に問診してもらい、
自分の思惑通り、
私は、市民病院の救急救命センターに
入って、まず点滴をしてもらい、
血液検査もしてもらった。
しかしながら、医師の説明は
こうだった。
「血液検査も問題ありません。
ゆっくり休んで、静養してください」
えっ!入院出来ひんの!
私の思惑は大きく外れた。
仕方なく、
午前7時頃、
タクシーを呼んで、
自宅に到着
さあ、困ったもんだ!
入院も出来なくなってしまった!
気分を落ち着かせるために
タバコを一服吸った。
さらに、残りの缶チューハイを
3本飲み干した。
もう打つ手は無い!
あるとすれば、
自殺だけだ!
少し部屋の温度が暑かったので、
クーラーをつけた。
すると、クーラーから、
水漏れが発生した。
これが、私の決心を固めさせた。
これから始まる夏の猛暑!
クーラー無しでは、乗り切れない!
現在、62歳
これから何もいいことはないだろう。
待っているのは、『孤独死』だろう。
私がこの世から、居なくなっても、
態勢に影響無し!
じゃあ死のう!
台所に行って、
はわたり20cmの出刃包丁を
取り出し、
一気に胸を一突き
自殺する勇気がないと思っていたが、
胸を刺してしまった!
あるいは、胸を刺すことが出来た。
血は出てくるが、
一瞬では死ねないなあと思った。
このあと、このまま、
何もしないでいると、
出血多量で死ぬのだろう。
意外と冷静な自分がいた。
小一時間程、
じっとしていたが、
やっぱり生きていたい自分がいて、
スマホで、
119番に再度、電話した。
またまた、救急隊員が来られて、
即日手術の段取りが組まれた。
救急車の中で、
自分は死なないだろうなあと
言う安心感があった。
ここまで読んでいただき、
本当にありがとうございます。