初詣に行った翌日から、
私は、毎日、
中原日枝神社に参拝している。
距離的にも、負荷的にも、
リハビリに適していると、
判断したからだ。
初詣に、自力で、
行けたことが、
大きな自信につながったのだ。
朝の9時半頃に、出発して、
11時前に帰宅する。
帰って来たら、
もう、汗ビッショリ!
即、シャワーを浴びて、
満足感に浸る。
人間は、何か、日課を決めて、
それを、毎日、確実に、こなしていくと、
生活にリズムが出て来て、
何をやるにしても、
意欲的になるものだと思う。
先日、いつものように、
参拝して、
境内の近くで、
ラジオ体操、アキレス腱伸ばしをやっていたら、
初老の男性に声をかけてもらった。
「どうされたんですか?」
「脊柱管狭窄症で、リハビリしてるんです。」
「そうでしたか。
脊柱管狭窄症には、
足を冷やさないことですね。」
「あと、足の指をグーパーするのもいいですよ。」
「ありがとうございます。
それにしても、お詳しいですね。」
「私、針、灸の整体師、やっています。」
思いがけない出会いだった。
家にずっと、閉じこもっていると、
顔の表情も暗くなるが、
この神社参拝リハビリを始めて、
外の空気を吸うと、
表情も和み、
顔付きも、明るくなるようだ。
だから、整体師の方も、
気軽に、
私に声をかけられたんだと思う。
斉藤一人さんが、
こう言っておられた。
ブスッとして、
暗い顔をしているだけで、
周りの人々に、迷惑をかけているんだよ。
これを聞いて、
私は、ハッとした。
母が存命中、
私は、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始には、
必ず、実家に帰省していたが、
実家に戻っても、
ブスっとした顔で、
会話もほとんどしなかった。
まさか、私が、
母や、兄貴夫婦、甥っ子、姪っ子に。
迷惑をかけていたと思うと、
非常に情けなく、恥ずかしさで一杯になった。
もっと、明るく振舞えばよかった!
もっと、母と会話をすればよかった!
今となっては、
それも叶わなくなった。
今年、私は、還暦を迎える。
還暦を機に、
生まれ変わろうではないか!
人並みの苦労や、喜びを経験してきた。
それらを糧にして、
人生、再スタートだ!
まだまだ、人生は長い。
ラストスパートを切るには、早すぎる。
自分のゴールを目指して、
前向きに、
がむしゃらに、
生きよう!
後悔しないように。
私は、この神社参拝リハビリを始めて、
自分の中で、
何かが変わってきていることに、
気づいている。
もちろん、良い兆しだ。
その良い兆しを、
現実化させようではないか。
きっと、いいことが起きる。
それを信じて、
今日も、リハビリに励む。
斉藤一人さんの「覚悟の話」(32分強)
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