2011年3月11日午後2時46分
私は、自動車部品工場で、
スポット溶接作業を行なっていた。
あと10分程で、休憩時間だなあ~
そんな矢先に、
突然、大きな揺れを感じた。
なんだ、なんだ!
周りの作業者も、
作業の手を止めて、
周囲を見渡している。
班長から、
「今すぐ、外へ避難してください!」
という指示があり、
私たち作業者全員、
外の広場に走って向かった。
「震源地はどこだ?」
「東北方面らしいよ」
そんな会話をしていたら、
揺れは収まった。
私たちは、工場内に戻ろうとした時、
再び、大きな揺れがあった。
また、みんなが、外の広場に集まった。
「今日は、仕事にならんなあ」
「すぐ、帰宅したいなあ」
「家と連絡がつかない!」
誰かが、「震度5弱!」と言っていた。
自宅のことが心配で、
作業者は、家に帰りたそうだった。
再び、揺れは収まり、
工場に戻った。
機械の点検を行なったあと、
通常作業に戻った。
その日は、
残業2時間だった。
こんな日は、残業させずに、
定時退社させるべきだろう!と、
内心思っていた。
マイカーに乗って、
クルマを走らせていたが、
違和感を感じた。
やけに、道路が暗い!
よく見ると、
道路の両サイドの街灯が消えている!
信号機も消えている!
慎重に運転して、
無事に帰宅できた。
幸い、自宅近くは、
停電してなかった。
帰宅して、
テレビを点けると、
あの津波の映像が目に写った。
なんだこれは!
今まで見たことのない映像だった。
非常にショッキングな映像だった。
未だに、この津波の映像を見ると、
気分が沈んでしまう。
発災から、9年が経過した。
亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りするとともに、
被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
未だに、行方不明の方が、2500名強。
また、非難生活を余儀なくされている方々もいらっしゃいます。
たいへんなご苦労をされていらっしゃるのだろうと想像します。
自然災害に対して、
人間は、非力な生き物だ!と、
つくづく思う。
我々に出来ることは、
この災害を忘れないことと、
災害によって得られた教訓を、
後世に引き継ぐことだろう。
午後2時46分。
黙祷します。
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